ガーデニングやベランダ菜園をやっていて、本当にやっかいなあいつら、アブラムシ。
せっかく丹精込めて作った植物にビッシリ貼り付いていようものなら、もうガッカリですよ。
うちでよく被害に遭うのは、カモミールと葉野菜たち。
もう食べる気が失せちゃうのよ。
しかも無限に殖えまくるし、モザイクとかススとか病気を拡げるからたまったもんじゃない。
まじで……いい加減にしてくれ。
今回はアブラムシ対策です。

試した対策9種
巷でよくオススメされる方法いくつかと、あとふたつはオリジナルで乱暴な思いつきですが、悪戦苦闘の様子を、試してみた順に、思い出しながらつらつら書いていきます。
なお、うちでよく見られるのは、ビオラやパンジー、カモミールを好むモモアカアブラムシと、アブラナ科やナス科を好むチューリップヒゲナガアブラムシです。
牛乳 (窒息)

調べると対策が色々と出てきますが、やっぱり自然のもので対応したい、ということで最初に試してみたのは牛乳スプレーでした。
いちばん身近にあるし、お手軽だったので。
なんでも、牛乳に含まれる油分で窒息させるとか。
ただの水だと蒸発して終了なのでね。
スプレーボトルに牛乳を入れて、それを散布するだけ。
牛乳は原液でもいいし、水で薄めてもいいということで、最初は薄めてつかってみました。
結果、ほとんど効果は見られず。『薄すぎたのかな?』と思って、徐々に濃くしていって、最終的に原液を散布しましたけどね、うちではダメでした。
ベランダが牛乳くさくなって終了ですよ。
あとで洗い流すのもめんどい。
粘着テープ (物理)

これもお手軽だったので、すぐやってみました。
物理的に取り除いてしまおうという魂胆。
まあそのへんのガムテープやらセロハンテープやらマステやらメンディングやらで、ペタペタと奴らを取っていくわけですが、思ったより取れないわけです。
そもそも奴らは植物の汁を吸うわけで、やわらかい新芽とか、花びらの付け根とか、取りにくいところにいるし、繊細な部分にいるので、一歩まちがうと花首が取れたり新芽をむしっちゃったり、植物自体を傷つける恐れがある。
狭い隙間にいるものだから、ピンセットの先や爪の先で対応しようとしても、まあ時間が掛かることなんの。
あと、アブラムシにも色々な種類がいるわけで、テープに引っ付きやすいのとそうでないのとがありました。濃い緑の、固そうなあいつ(たぶんミカンミドリアブラムシ)はよく取れました。
それから、植物の毛とかで粘着力がすぐ落ちてしまうし、テープのゴミが大量に出ます。
歯ブラシ (物理)

これも物理的に取り除くやり方で、テープの時に悔しい思いをした、細かい隙間のアブラムシを掻き出せるかな、と思って試しました。
テープの時と同じく、植物自体が傷つくのが嫌なので、柔らかめの毛の歯ブラシを選定。柔らかければしなりもそれなりにあって、良いのではと考えたのです。
結果、取れるは取れるのですが、掻き出されて弾き飛ばされたアブラムシが行き着く先が解らないのが恐ろしいです。
手前に書き出して顔に飛んでくるのも嫌だし、かといって他のプランターの土に着地させたり、植物自体に飛ばしたりしては元も子もない。
あいつら、単為生殖できるんだぜ……メスだけでクローンを産んで殖えまくる。
状況に合わせて羽つき個体の生産もできる。
生まれた幼虫は30日もすれば1万5千匹にも増える。正に爆殖!
羽つきの個体や、オスを産める幹母はまじでタチが悪い。
やさしくこすったところで取れはしないし、取れるほどに力をいれれば、周囲に敷いた新聞紙の範囲を、余裕でオーバーして飛びすさって行く(掻き出しかたが悪いのかもしれない)。
これも却下しました。
アルミ箔でマルチング (忌避)

株元をアルミホイルで覆って光を反射させるという方法。
眩しいのが嫌いな奴らには違うところにお引越し願う。
歯の裏など、わかりやすところからは移動したけれど、花の中や芽のすきまにいるものには効果なしでした。
移動したところで近場である同じ株の暗いところ。
それに、いくら歩くのは苦手といえど、夜になってしまえば暗いので自由に散歩されてしまいます。
うーん。
根本的な解決策にはならず。
あとなにより、水やりをしにくいです。
木酢液 (忌避)

もう手元にあるもので可能な対策はないと諦め、ついに課金というか出費を覚悟しました。
木酢液スプレー。
牛乳のときのスプレーボトルがあるし、ちまちまやるのにも飽きてきたし、ちょうど良いということで、ゲット。
いや、まずね、匂いがすごい。
燻して作るから仕方ないのだけれども、スモーキー臭がすごい。
薄めて使うのだけれども、作業中ちょっときつかった。
物によっては製法がいいものや竹でつくったものは匂いがましとか、そんな話もききましたが、試していないのでわからないです。
ごめんなさい。
結果、変わりませんでした。
そもそも、即刻いなくなってくれるわけではなく、どちらかというと、例の匂いで徐々に寄せ付けなくする、もしくは吸う汁の味をお好みでなくするとか、予防策として使われるそう。
では『次に育てるものにいいじゃないか』とは思うけれども、基本的にうちはベリー類を除いて、種まきから収穫までが短いものしか育てないし、他の木酢液を試す気にはなりませんでした。
気が短い私はやめちゃいましたので……。
害虫対策スプレー (薬品 ※ただしオーガニック)

残る液体散布としては、油石鹸水があったのですが、『さすがに洗剤を散布するのは気がひけるなぁ』と思っていたところ、ホムセンで花・野菜用の非科学系スプレーを発見。
病気にもいいということで、スナップエンドウがうどん粉病に侵されていたこともあり、これを散布してみました。
一瞬で駆除できたわけではないれども、さすが売りもの、数日は続けてみたところ、1週間もすれば、ほぼほぼ見かけなくなり、うどんこ病もずいぶんよくなりました。
メダカのビオトープ (物理 窒息)

それから数年、コンパニオンプランツのおかげか、しばらくアブラムシとは縁が切れていました。
が、零れ種で芽生えたカモミールをビニールポットに移植して株を増やしていた、とある春。いました。めちゃくちゃ大量のアブラムシ。ああ、お久しぶり、二度とお目にかかりたくありませんでした。
どうしようかと考えていたら、視界にメダカビオトープが。
『この中でじゃばじゃば洗って、取れたアブラムシはそのままメダカの餌になるんじゃね?』
そういうことで早速やってみたんですよ。
一面に浮くアブラムシ、ついばむメダカたち。ちょっと楽しかったです(笑)
メダカのおやつにもなって一石二鳥だとも思いました。
アブラムシって、水面に浮くんですねぇ。
狭い隙間にいる奴は取れません。
そこで、窒息させられないかと思って、さらに乱暴ですが、水中に沈めてみました。
沈めた時に気泡ができるので、これも丁寧に除去。
植物には酷ですが、一晩ガマンしてもらいました。
カモミールとビオラで試しましたが、抜群でした。
アルコール (薬品 物理 窒息)

これも乱暴な思いつき。
クラッスラ系の多肉だったと思いますが、ある秋に大量発生したんです。
場所は半室内のテラスで、工作場でもあったので、すぐそこに消毒用アルコールと筆が……。
試したくなっちゃったんですよ。
さっそく小皿にアルコールを出し、柔らかめの筆に染み込ませてやつらを撫でました。
歯ブラシの時とちがい、スッと軽くなでるだけでこそげとれる。
筆の方に移動したぶんは、ティッシュでぬぐったり、小皿のなかで洗ったりしてあらかた除去できました。
節目の細かい隙間にも毛先が入るので、たっぷり目に塗布してみるとしばらくはジタバタするも、やがて大人しくなりました。
アブラムシの排泄物は甘露というだけあって、ベタベタしているのですが、このベタつきも一緒に一掃できたように思います。
歯ブラシやテープと違って、柔らかいので傷もつかなかった。
テントウムシ先輩 (自然淘汰)

それから数年後。
また出会ってしまいました。
もう最終兵器といわれるてんとう虫にお出ましいただくしかない!
別記事でちょっと言及した、ハンムラビ方式です。
目には目を、歯には歯を、食害には食害を、と。
というわけで、てんとう虫をアブラムシバイキングにご招待。
自然にてんとう虫がよって来てくれる環境ではないので(それなら最初からアブラムシは繁殖しない)、てんとう虫がわらわらいる河川敷へでかけ、成虫2匹、幼虫3匹、さなぎ1匹を持ち帰りました。
ちなみに幼虫はものすごく攻撃的というか、怖い見た目をしています。
成虫も顔は猟奇的ですけど。
さすが肉食。
幼虫もアブラムシを召し上がる。
虫かご持って電車にのるのは恥ずかしかったので、ペットボトルで簡易的な持ち運び容器を作りました。
ボトルの肩の下、広いところで切って、キッチンネットを被せて輪ゴムで止めるだけ。
あとはバイキング会場ですが、100均で干物をつくる網を買ってきました。
幸い、プランターの植物ではなく、5号鉢のカランコエだったので、これに収まりました。
プランターの場合は、ものにより、支柱をたてて不織布で覆えばいいと思います。
結果、これがもう類をみない絶大の効果!
捕獲する面倒もありましたが、その価値おおいに有りです。
てんとう虫は大食漢なので、ほんの数匹でOKです。
最終兵器の名に恥じぬ活躍をしてくれます。
試さなかったものと理由
化学薬品 … 自然にこだわりたかった
油石鹸水 … 同上
アリ対策 … アリも好きだから
反省点と改善点
1:アブラムシがよって来やすい環境であったこと。
ガーデニングスペースに、風通しの悪いところがあったのです。
プランターの置き場所を工夫し、株間を広げ、下葉掻きや剪定をし、過密を避けました。
うどん粉病も風通しが悪く湿気の多いときに発症します。
2:奴らは窒素分を好むので、葉野菜だからといって多めに施肥していた可能性も考えて調整しました。
まとめ
牛乳 △
粘着テープ △
歯ブラシ △
アルミ箔 △
木酢液 △
害虫対策スプレー ○
ビオトープ ○
アルコール ○
てんとう虫 ◎
発生してしまったときの最終兵器はてんとう虫!
