肥料と三大栄養素 ち・り・か(NPK)

肥料と三大栄養素 ち・り・か(NPK)

2018年3月8日

前回の、“は・み・ね”に、“ち・り・か”を紐付けて、適切・適度な肥料を選びましょう、というお話。

 

肥料の三大必須要素

植物が育つときに必要な栄養素を説明すると、必ず出てくるのが3つあります。

 

窒素、リン酸、カリウム

なんぞ科学ちっくに見えますが、難しい話じゃないです。

安心してちょ。

それぞれどんな働きなのか、ちゃらっと書きます。

 

ち=窒素

油かす、魚粉によく含まれている。

 

育成初期に必要な栄養素で、がのびたり、葉っぱを大きくしたりする時に必要な要素。

光合成に大事な葉緑素のもと。

基礎。

 

というわけで、葉や茎を食べる葉菜へ、多めにあげたい肥料なんです。

 

不足すると、葉っぱが黄色くなったり、落ちたり、勢いがなくなったりしちゃう。

ただし、あげすぎると茎が細長く伸びすぎてひょろひょろになったり、葉っぱばっかりになっちゃったりする。

情けない。

 

 

 

り=リン酸

骨粉、鶏糞によく入ってる。

 

花を咲かせたり、実をつけたりするときに必要。

細胞を作る成分であり、子どもを増やす為には重要。

ということで、花、実、種を食べる果菜に与えたい。

 

活力の源なので、リンが足りないと、全体的に元気がなくなる。

下の方の葉っぱが黒ずんだり、しょぼくれたりする。

やるせない。

 

か=カリウム

草木灰に多く含まれる。

 

主に、根っこを太らせる働きがあるので、根菜に与えたい。

 

植物全体の調子を整えてくれる。

浸透圧制御で水分を調整したり、酸・アルカリのバランスを取ったり、免疫緑を高めたり。

曇りが続くときに、光合成機能を促進したりもしてくれる。

根っこのみならず、茎をしっかりさせてくれたり、ついた実を大きくしてくれたりも。

 

足りてないと、病気や、害虫にやられ易くなる。

根ぐされにも負け易い。

トマトの葉っぱが茶色い斑点とかモザイクだらけになったり、実が小さいまま黒い線が入ったりする。

申し訳ない。

 

バランス、タイミング

 

玉ねぎは葉だから窒素! と思って窒素を後半で与えすぎると、茎部分が必要以上に育っちゃって、食べる部分が太らないって罠もある。

植物がいつ、栄養を吸収するのか問題もある。

 

トマトの花を咲かして実をつけたいのに、花房がしょぼくて葉っぱだけ立派になる罠とか。

切ない。

 

当たり前ですけど、NPKのどれかだけ与えればいいのではなく、バランスよくあげましょう。

成長過程に合わせたタイミングも大事なんです。

速攻性、遅効性も合わせて考えたい。

 

NPKって?

園芸店に行って、肥料の成分をチェックすると、アルファベットで「N8,P5,K6」の様に、アルファベットと数字が書かれてることが。

このNPKは、それぞれ、“ち・り・か”のこと。頭文字です。

窒素、リン酸、カリウムが8:5:6のバランスで配合されていますよ、という意味。

 

まとめ

 

窒素   N ▶葉、茎︎

リン酸  P ▶︎花、実、種

カリウム K ▶︎根

 

バランスよく、タイミングよく。

ほんとは3大必須要素のほかに、マグネシウム、カルシウムもいれて5大要素で考えた方が良い。

 

考えるの面倒な人は、もう、専用の肥料がある野菜にしぼって育てるのも手。

「トマトの肥料」「キュウリの肥料」「イチゴの肥料」なんてモノが売ってます。