窒素、リン酸、カリウムのNPKが植物の育成に必須の3大栄養素だってことをさんざん書いた後で申し訳ないんだけど、実は、5大要素なんです。

マグネシウムとカルシウムを勘定に入れてやって下さい。
「植え方」とかでググると、「苦土石灰を〜」なんて出てきます。
それがマグネシウムとカルシウムです。
どんな働きか、なんで必要か、注意点をシンプルに書きます。
苦土石灰とはなんぞ?
マグネシムとカルシウムを一度に施肥できる便利粉。
苦土がマグネシウム、石灰がカルシウムのこと。
ほんとこれだけ。
シンプルすぎて申し訳ない。

働き、必要性
まず、栄養面。
マグネシウムとカルシウムを与えることができる。
マグネシウムが下葉の黄色化を防いでくれる。
葉緑素、葉緑粒を作る栄養になるんだ。
カルシウムは、力強い根っこを作るのに役立つ。
石灰植物なんて呼ばれるキャベツ、セロリ、ほうれん草が喜ぶ。
次に、PH調整。
アルカリ性分なので、土が酸性に傾いているときに、中和する能力がある。

消石灰と有機石灰
園芸書なんかみてると、消石灰とか有機石灰なんて言葉も出てくる。
ざっくり言うと、どっちも石灰。
カルシウムを与えてくれる。
消石灰
水酸化カルシウムのこと。
生石灰(ショウせっかい、じゃなくて、セイせっかい)を、水と反応させて作ってるから、”水酸化”カルシウム。
劇物指定こそされていないけど、強塩基。
すごーく強いアルカリ性だよってこと。
グラウンドに白線引くときに使われていたけど、最近は安全性を考えて止めてる学校が多いみたい。
目ん玉いたくなるからね。
有機石灰
有機肥料のところでも書いたけれども、有機物、つまり命あるモノからとったカルシウム。
植木鉢に卵の殻とか、カキの殻とか刺さってんの見たことないですかね?
あれはカルシウム補充目的なんです。
関連記事:化成肥料と有機肥料、単肥と複肥
使うときの注意点
【待つ】
土壌PH調整や元肥として使うことが多いので、まず土に混ぜてから使いますが、混ぜてから1週間は置いてから植え付けましょう。
土が落ち着くのを待ってあげるんです。
【手洗いうがいメガネ】
使うときには必ず手袋をして、使用後は手を洗う。念のため目も洗おう。
マスクもしよう。
【土壌と栄養】
酸性が好きな植物には向かない。当たり前だけど。
苦土石灰は使いすぎると、ヨウ素が足りなくなる場合がある。
消石灰は入れすぎると、土が固まることがあるので、根っこが伸びにくくなることがある。
【にほひ】
有機石灰は、嫌気性の微生物によるカビとか悪臭に注意。
よーく洗ってから使うか、アクアリウム用のカキ殻を買ったときに、袋の底に溜まってる粉なんてオススメ。
ウチは中身をミナミヌマエビにツマツマ葬されたスネールを…
まとめ
植物に必要な栄養素は、窒素、リン酸、カリウムに加えて、マグネシウムとカルシウムの5つ。
手っ取り早く、マグネシウムとカルシウムを補給できる、苦土石灰がオススメ。
強すぎず、お手軽にPH調整できて、肥料にもなる。
安いし。
ただし、パッケージにある使用上の用法・用量をまもろう!