3大栄養素じゃなくて5大だった! 苦土石灰とはなんぞ?

3大栄養素じゃなくて5大だった! 苦土石灰とはなんぞ?

2018年3月18日

 

窒素、リン酸、カリウムのNPKが植物の育成に必須の3大栄養素だってことをさんざん書いた後で申し訳ないんだけど、実は、5大要素なんです。

何だって?!

マグネシウムとカルシウムを勘定に入れてやって下さい。

「植え方」とかでググると、「苦土石灰を〜」なんて出てきます。

それがマグネシウムとカルシウムです。

 

どんな働きか、なんで必要か、注意点をシンプルに書きます。

 

苦土石灰とはなんぞ?

マグネシムとカルシウムを一度に施肥できる便利粉。

苦土がマグネシウム、石灰がカルシウムのこと。

ほんとこれだけ。

シンプルすぎて申し訳ない。

働き、必要性

まず、栄養面。

 

マグネシウムとカルシウムを与えることができる。

マグネシウムが下葉の黄色化を防いでくれる。

葉緑素、葉緑粒を作る栄養になるんだ。

 

カルシウムは、力強い根っこを作るのに役立つ。

石灰植物なんて呼ばれるキャベツ、セロリ、ほうれん草が喜ぶ。

 

次に、PH調整。

アルカリ性分なので、土が酸性に傾いているときに、中和する能力がある。

消石灰と有機石灰

園芸書なんかみてると、消石灰とか有機石灰なんて言葉も出てくる。

ざっくり言うと、どっちも石灰。

カルシウムを与えてくれる。

消石灰

水酸化カルシウムのこと。

生石灰(ショウせっかい、じゃなくて、セイせっかい)を、水と反応させて作ってるから、”水酸化”カルシウム。

劇物指定こそされていないけど、強塩基。

すごーく強いアルカリ性だよってこと。

グラウンドに白線引くときに使われていたけど、最近は安全性を考えて止めてる学校が多いみたい。

目ん玉いたくなるからね。

 

有機石灰

有機肥料のところでも書いたけれども、有機物、つまり命あるモノからとったカルシウム。

植木鉢に卵の殻とか、カキの殻とか刺さってんの見たことないですかね?

あれはカルシウム補充目的なんです。

 

使うときの注意点

【待つ】

土壌PH調整や元肥として使うことが多いので、まず土に混ぜてから使いますが、混ぜてから1週間は置いてから植え付けましょう。

土が落ち着くのを待ってあげるんです。

 

【手洗いうがいメガネ】

使うときには必ず手袋をして、使用後は手を洗う。念のため目も洗おう。

マスクもしよう。

【土壌と栄養】

酸性が好きな植物には向かない。当たり前だけど。

苦土石灰は使いすぎると、ヨウ素が足りなくなる場合がある。

消石灰は入れすぎると、土が固まることがあるので、根っこが伸びにくくなることがある。

【にほひ】

有機石灰は、嫌気性の微生物によるカビとか悪臭に注意。

よーく洗ってから使うか、アクアリウム用のカキ殻を買ったときに、袋の底に溜まってる粉なんてオススメ。

ウチは中身をミナミヌマエビにツマツマ葬されたスネールを…

 

まとめ

植物に必要な栄養素は、窒素、リン酸、カリウムに加えて、マグネシウムとカルシウムの5つ。

手っ取り早く、マグネシウムとカルシウムを補給できる、苦土石灰がオススメ。

強すぎず、お手軽にPH調整できて、肥料にもなる。

安いし。

ただし、パッケージにある使用上の用法・用量をまもろう!